2011年10月29日土曜日

Piombo Piombo Piombo!!









ここ数シーズンでとにかく、群を抜いてかっこいいブランドがPiombo

上のルックを見て欲しい。
まさに今、着たい服ばかりが並んでいて想像が際限無く膨らんでいく。

ノーブルでいながらナード、リラックスしながらもクラシックを踏まえた上での遊び心には頭が下がる。
ワークやストリートからの中途半端なドレスアプローチが多い中、このブランドが提案するのはあくまでも着こなしだ。
トレンドとクラシックを混ぜこねて、なおかつリアルクロージングとして着たいと思わせる提案をしているブランドは多くない。

メディア主導のイタリアファクトリーブランドがソフトテーラリングを打ち出し、新鋭のデザイナーは野暮なクラシックへの回帰や、ディテールをこねくり回すのが流行になっている。
そのなかで、Piomboは自尊心をくすぐる洋服を作る数少ないブランドだと思う。






2011年10月27日木曜日

Houndstooth Inspiration



ゆとりのあるアームホール、ターンナップカフ、ざっくりとした千鳥の風合いがとても刺激的。

数シーズン前にアナトミカが、よく似た生地でジャケットを作っていた。
アウトレットで見てもスルーしていたが、今は買っておけばよかったと後悔している。

今ならジャストサイズの505に、キルトシューズやギリーブーツで合わせてみたい。

Hand


最近はこういったポケットも見なくなった。
ハンド、風のひとり歩き。

One More Thing


着こなしのアイディアは様々だが、ありきたりな定番の合わせに一工夫を加えてみる。

例えばこの写真、ジャケットやVゾーンもきれいだが、クリーミーなリネンベストが奥行きを出している。
こういう一品を選ぶのがセンスの見せどころで、日々ビンテージからモードブランドまでチェックが欠かせない。

shoe and shoes


ともかくも、靴

今月いっぱいと来月はこの三足のローテーションで回していく予定。
本来であればスウェードやカントリーブーツが最も活躍する時期だが、あえてウールのホーズにローファーや短靴を合わせたい。

アジアの新興テーラーやセレクトのスタッフ、業界人がブラウンスウェードとスーツの合わせを定番化させてしまったので、一歩先を考えたいところだ。

最近はチャーチのシャンハイが持ち上げられているが、どうだろう。
昨年の冬にロンドンで見かけた時にはとんでもないゲテモノだと思ったが。
とにかく、ソフトテーラリングから次はビンテージ、加工モノへ移っていくのは自然なのかもしれない。

そういった訳で、最近は久しぶりにリーバイスを履いたりもしている。
乾燥機でクシャクシャにしたBARENAのウールジャケットを合わせるのがお気に入りです。

2011年10月24日月曜日

Swing Easy!






三人に共通するのは何か?
年齢、センス、モノのクオリティー?
それも正解だが、やはり無意識な無造作、に尽きる。


2011年10月19日水曜日

Heels






センスのいいデザイナーはシューズが素晴らしい、逆も然り。
メンズの様なクラシックの絶対的な縛りがない分、デザイナーも腕の見せ所なのだろう。

上から、Alaïa、Yves Saint Laurent、Pierre Hardy、Miu Miu

2011年10月14日金曜日

shoe and shoes


ともかくも、靴。

この二ヶ月ほど、ほぼ毎日この三足で回している。
スーツにはタッセルかUチップ、カジュアルはコンビサドルかタッセル。
毎月の初めにローテーションを考えるのが楽しみでもある。

それはそうと、大手セレクトショップでのサン・クリスピンの取り扱いが終了したらしい。
ユーモアとツイストが利いた、確かな造りのシューズブランドだったのだが、とても残念だ。
最近はカントリーテイストのブーツから、シュリンクレザーのダブルモンクまで取り扱いが幅広かった。
現在のロブやグリーンが持たない毒々しさと、若干のやり過ぎ感は他のシューズには求めがたい。


さて、さすがに飽きがきたのでブーツを引っ張り出そうか‥。

Cheek to Cheek


「カイロ紫のバラ」のラストはよかった。
奇跡的な喜びや、映画への憧れをもう一度与えてくれる素晴らしいシーンだった。


2011年10月13日木曜日

VAMP!



セレクトのプッシュを避けてノータッチだったVAMP、秋冬のビジュアルを見てみるとこれがなかなかいい。

黒人モデルを使うのは少しばかりずるいが(エンジニアード・ガーメンツもそう)、トム・フォードまでいかない抑制されたラグジュアリーと、パープルレーベルを程よく抑えたようなクラシックかつモダンな味付けが素晴らしい。
直線的でショルダーラインまで昇る角度をつけたピークドや、9.5〜12程と思われるノッチド、シェイプを効かせたダブルブレストにプレーンで控えめなチーフ使い等々。

ホリゾンタルにディンプル深めのクラシカルなタイでつくるVゾーンは新鋭クラシックテーラー(デザイナーズ・テーラー)の潮流なのだろうか。
そうしたら裾幅は気持ち太くてもいいかな。

個人的にはコットンフランネル(のように見える)ホリゾンタルが気になった。
実物をじっくり見たわけではないがプライスもわりと適正、だと思う。

ブラックウォッチのダブルにタータンのタイを締めて、トライアルマスターかスウェーデンガウンを羽織りたい。

まずはタイドアップしていきましょう。

2011年10月12日水曜日

Galápagos Syndrome



メディアがつまらなくなりますね、するとそれに飽きたコアな人達が自らコアな情報を発信することを始めます。
メインストリームが消えて、そこかしこに面白いコミュニティーが生まれます。
同時に、その中でしか通じないルールや価値観が生まれます。

さて、秋冬。